みなさまからの質問に 宮崎都城ヨガスタジオリンデン代表の さき がお答えします!
心の奥のモヤを晴らして、ヨガある暮らしを楽しみましょう。
Question
瞑想に興味があります。ヨガ中に瞑想をしますが、ヨガと瞑想ってどんな関係ですか?
Answer
まず、ヨガの目的は瞑想とあります。
ヨガポーズも瞑想へ行き着く方法として、つくられたメソッドです。
実際にヨガ(以下ポーズのこと)で、瞑想状態へ入ることは可能です。
今日は、ヨガで瞑想をするための3ステップをご説明します。
🕊1:知識を入れる(頭で覚える)
初めてのポーズを実践するとき、頭は情報を取り込むのにフル稼働します。
ポーズの名前から、手足の位置・骨盤の向き・角度・目線など、気を回すことがたくさんありますよね。
お手本のポーズに合わせて動くためには、初めに その形や意味を頭で理解する必要があるはずです。
たとえば、クラスで四つ這い姿勢を取るとします。
その時、このように考えていませんか?
四つ這いの取り方は・・・
”手首の上に肩”
”膝は腰幅”
”腰を反りすぎないようにお腹に力を入れる”
まず方法を理解することが、瞑想への最初のステップと考えます。
記憶や思考を使うことは、瞑想から遠く感じますが、瞑想へ向かう過程において大切です。
理解(学び)を繰り返すうちに、知識※がつき、身体が意識せずとも動かせるようになるからです。(*陳述記憶)
詳しくは2でご紹介します。
🕊2:身体で覚える
学んだ知識を身体で表現することを、クラス内では繰り返し行います。
それがヨガポーズです。
繰り返しポーズをとることで、身体はその動きを覚えます。
これは技の記憶と呼ばれるもので、自転車に乗るときやお箸を持つときに使っているものです。(手続き記憶)
身体が動きを覚えると、知識を都度引き出さなくとも身体が動くようになります。
自転車が乗れるのもその仕組みです。
補助輪を外したての頃は 目線やバランスなど知識をフル稼働させていましたよね。
今では自転車に乗るために身体が無意識に反応するようになっているのではないでしょうか。
意識しないでも自転車を漕ぐことができますね。
③で詳しくお話ししますが、この状態が続くことが瞑想状態です。
🕊3:身体に意識を集中させる→瞑想状態へ
ヨガポーズの最中に、知識を探らなくなると思考が静まります。
このような状態になると、身体(呼吸・心)に意識を向けるゆとりができます。
今の心や身体や呼吸の状態を観察することができます。
これは八支則でいう、プラティヤーハーラ(制感)とダーラナ(集中)の状態です。
その先に得られるものが、ディヤーナ(瞑想)です。
瞑想状態は無理なく集中が続いた先に現れる境地ということです。
瞑想へのステップには、集中が欠かせません。
集中するためには、身体で覚える必要があります。
そして、身体が覚えるには頭で覚える必要があります。道のりが長いですが、道筋はあります!
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