宮崎 都城ヨガスタジオリンデン代表の さき です。
今日は古くからインドに伝わる、有名な例え話をご紹介します。
私はこの例え話がヨガや心理学と似ているなと感じています。
もちろん何を感じるかは自由です。
どんな環境でも、穏やかに心地よく過ごすテクニックがヨガの教えです。
そのために、心をコントロールしていきます。
では、心とはいったい何なのでしょうか?
わかるようでわかりにくい、そんな”ココロ” を探求していきましょう。
🕊認識している心と、認識できていない真我
早速ですが、インドの古い例え話を紹介します。
これは湖のイラストです。
湖は心を表しています。
心と一括りにしましたが、波が立つような水面と、深層に別れます。

外側からの刺激(図では天気)によって、心には動きが生じます。
それが図で言うと、波になります。
日常に例えると、「子どもから嫌いと言われた〜」や「仕事が急になくなった」や「楽しみにしていた旅行の日に土砂降り」などが外側の刺激です。
それは時に、大きな波となり、前を見えなくさせたり、嵐のようにコントロールが効かないこともあります。
渦中にいると大変苦しいですよね。
そのようなとき、湖の底はどのような様子と思いますか?
外側からの刺激で、波で立ち、湖は一見荒れているように見えます。
ところが、湖の底では穏やかな世界が広がっているものです。
ゆっくりのんびり、いつもと変わらぬ静けさがそこにはあります。
荒れているのは波があるからで、湖全体が荒れているわけではありません。
湖の底はいつも平穏なのです。
この例え話には、心地よく生きるためのエッセンスが詰まっています。
・自分にはいつも穏やかな本当の自分が存在すること
・心の動きは、一時的なものであること
・外側の刺激は変えられないが、受け取り方を変えることはできる
などなど。
他にもたくさん読み取れるのではないかと思います^^
あなたは何を感じましたか?
ヨガの哲学と思想は5,000年ほど前から続くとされます。
それなのにクリアで、ピュアで、斬新で、新鮮であり続けています。

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