みなさまからの質問に 宮崎都城ヨガスタジオリンデン代表の さき がお答えします!
心の奥のモヤを晴らして、ヨガある暮らしを楽しみましょう。
Question
深呼吸が上手くできません。具体的にどこに呼吸を取り込めば良いのですか?
Answer
腹式呼吸ではお腹が膨らみ
胸式呼吸では胸が膨らむ
一般的には、そのような解説があります。
とはいえ、胸式も腹式も、空気を取り入れるスペースは肺です。
肺の隅々まで呼吸を取り込めれば深い呼吸となります。
その方法は、背中や腰や鎖骨あたりにも吸う息を入れてみることです。
身体の前面だけではなく、側面や背面も使うことで、肺の隅々まで空気を届けましょう。
今回は肺を隅々まで使うためのコツをお届けします。
🕊①肺をイメージできれば、呼吸は深まる
まず、肺の大きさについておさらいしておきましょう。
クラス中に質問すると、皆さん肺を小さくイメージしているようです。
以下の写真が肺の大きさです。
ピンク色の部分が肺です。
肺の上部は、首の付け根付近にあって
肺の下部は、おへその斜め上くらいまであります。
そして、背中側は、背骨の内側まであるんですね。
肺には空気を取り込む可能性が、こんなにあるんです。
イメージしていた大きさより、大きかったのではないでしょうか?
たくさん空気が入りそうな気がしてきますね。
(ちなみに、深呼吸を1回すると、肺に吸い込まれる空気の量は大人の男性で1000ml程度と言われています。(小さいペッドボトル2本程))
呼吸をするときは、身体の前面だけではなく、背面や側面にも意識的に空気を届けてみてください。
このイラストをイメージし、ぐるっと360度、身体を使ってみましょう。
正しい肺の大きさをイメージしながら、呼吸をすると、深呼吸が楽になり、呼吸の質が良くなります。
🕊②吐ききる
呼吸は ”1、吐く 2、吸う” の順序で行います。
産まれるときは ”オギャー”と息を吐き、亡くなるときは息を引き取ると覚えておくとわかりやすいです。
つまり、吸うためには ”吐く” ことが大切です。
年齢を重ねると吐き切ることが難しくなり、肺に吸った時の空気が残りがちになります。
吸う息の量に制限がかかり、吐く息も十分でないので、次第に呼吸が浅くなります。
坂道やちょっとした動作で息が上がりやすくなるんですね。
喫煙者の方も同じ傾向があります。
多少の肺の残気量は必要ですが、残りすぎると困ります。
そこで、”吐ききる” ことを意識的に行っていただきたいのです。
(肺の残気量をゼロにするのが目的ではありません)
呼吸のイメージとしては
1、吐き切る
2、勝手に吸う息が入る
の繰り返しです。
1と2の間に息を止めている方がいますが血圧が上がるので、息止めはなしにしておきましょう。
もちろん、クンバク呼吸を練習している方は無理ない範囲で行ってください。
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今日のポイントは、”肺を360度使うイメージ” と ”吐ききる” でした。
自分の肺の大きさを確認したら、その可能性を広げてゆきましょう。
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